採用情報を更新しました。
令和6年度の求人予定は、保育士2名です。
日々の保育は、子どもたちが保育室内の複数の小さな遊び場や園庭でやりたいことを見つけて自分を打ちこみ自分でおしまいにする活動と、保育者が提案する活動に大別することができます。
3・4・5歳児の子どもたちが一緒に生活する保育形態を、異年齢クラスと呼んでいます。思えば、学年別の社会は学校教育機関だけで、本来、人は性別も年齢も職業や趣味嗜好も異なる人々が集まって社会を形成するものなのではないでしょうか。いずれかならず訪れる人口減少社会を見据えて、あるいはグローバル化する時代にあって、多様性がキーワードだと聞きます。3〜6歳の年齢幅は小さいのかもしれませんが、そこに展開する子どもたちの関係性には興味深いものがあります。
詳しい参考資料はこちら就学前教育と言っても、年長児を対象とした保育が小学校の予備校になることではないはずです。でも一方で、小学校生活を楽しく有意義なものにするための準備は必要です。そのために修学院保育園では就学前教育プログラムを立案しています。
保育の場は、生活の場、交わりの場、学びの場だといわれます。この3つの場の視点から年長児の卒園までの1年を考えて用意されたものが就学前教育プログラムです。
基本的な生活習慣の修得は約90項目のチェックリストによって保護者と一緒に確認します。異年齢クラスにおける多様な人間関係のなかで、自分を主張しながらも他者との関係を築く力の育ちを「子育てを分かちもつための記録と評価」の作成によって、やはり保護者とともに確認します。保育園児にとっては遊びも生活も行事も、すべての日々が学びの時間ですが、学習の備えとして、「筆箱の時間」(保育者からさまざまな課題が提案されます)を活用して、文字や数のことも含め、小学校での学びのための基礎となる多様な経験を積み重ねます。